松の木とお別れをしました
五本松として開校当時から学校のシンボルとなってきた校庭の松の木。東日本大震災後,傷んだ二本が伐採され, 三本が残っていましたが,そのうち西側の一本が昨年度からマツクイムシの被害にあい,この度安全上の理由から伐採されることになりました。
今朝,全校児童が松の木を囲んで,お別れの会を開きました。
ずっとずっと歴代の子供たちを見守ってきた松の木です。とても寂しいです。
校長室にある開校当時の写真を見せながらお話しました。既に五本松が映っているのです。
6年生代表のお友達のお話
「私たち六年生が入学した時からずっと見守ってくれている松の木に,感謝の気持ちを伝えたいと思います。これまで向山小学校のシンボルとして,向山小のみんなを見守ってくださり,ありがとうございました。今日切られてしまう松は,外で体育をしているとき,ちょうど木かげになってくれた松です。この松の下で,走ったあと息を整えたり,休憩したりした思いがあります。また,授業中,教室の窓から見ると,安心した気持ちになります。そんな私たちにとって,かけがえのない存在の松が切られてしまうことを聞いて,とても悲しい気持ちになりました。いつも温かく見守ってくれていたこの松に感謝の気持ちをもって,これからの学校生活を歩みたいと思います。本当にありがとうございました。」
素敵な発表を聴いて,松の木の周りにしっとりとした空気が流れました。とてもいい発表でした。
みんなで松の木に向かって校歌を捧げました。
終わりの言葉。5年生代表のお友達に合わせて,みんなでありがとうの気持ちを伝えました。
松を囲んで全校児童が集まったのは初めてだと思いますが,とてもよい時間を共有することができたように思います。来校して見守っていただいた保護者の皆様,ありがとうございました。
業者の方がクレーン車を入れて伐採が行われました。
太い幹は,切り込みを入れた後,職人さんたちがロープをかけて引っ張って倒しました。なんだか「おおきなかぶ」のお話のようです。
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